フロントフォークOH



必要なもの
基本工具
自作特殊工具其の壱
自作特殊工具其の弐
ぞうきんたくさん

フォークのオイル漏れが気になったので修理しました。


向かって右がダメなフォークです。
染み出たオイルにホコリなどがついてます。

分解の手順です。
まず、フォークのトップキャップを軽く緩めます。
先に緩めておかないと後で緩めるのは大変です。




ここでダストシールとオイルシールのストッパーを外します。
マイナスドライバーなどでこじってやります。
フォークを外したら緩めておいたキャップを外して、
スペーサーやスプリングを取り除きます。



そしたらオイルを抜きます。自分のZealは金属片が混じってました。
オイルが抜けたら、特殊工具の出番です。
工具でピストンをおさえてフォーク下部のヘキサボルトを緩めます。
固着していて結構硬かったです。

ボルトを抜くとピストンが外れます。
外れたらインナーチューブを引っかかる所まで引っ張って
何回かコツコツ衝撃を与えて圧入されているオイルシールと
スライドメタル、ワッシャーを取り出します。



本来はシリンダーの先にテーパースピンドルというのがありますが
アウターチューブの中に置き忘れる事が多いようです。
実際自分の場合もそうなりました。
取り外した方が良いと思いますが取れないので放っておきました。

分解が終わったらパーツをきれいにします。



インナーチューブに点錆や汚れがたくさんあったので
ぞうきんや2000番の紙やすりできれいにします。
紙やすりを使う時、フォークに対して縦に磨くと
オイル漏れの原因になってしまうようです。

掃除が終わったらフォークを組み立てます。

アウターのインナーを差込みシリンダーを入れます。
特殊工具で空回りを止め、アウター下部のヘキサボルトを締めます
次はスライドメタルとオイルシールの圧入です。



スライドメタルは地道にマイナスドライバーで打ち込みました。
次にワッシャーをかぶせ
オイルシールは傷つき防止のため上の写真のようにして入れます。
上から古いオイルシールを入れて均一になるように叩き入れます。
そしてストッパーとダストシールをつけます。

次はオイルを入れます。



メスシリンダーで量を測って入れます。量は350mlです。
入れ終わったらフォークを限界まで伸ばしキャップを締めます。
このときはスプリングなどは入れません。

ここでフォークのエア抜きを行ないます。
ネットで調べるとエア抜きの方法は色々あるようです。
自分はオイルを入れ終わってから数回ストロークさせてから
10分ほど立てかけておきました。

空気が完全に抜けたら、油面調整をします。
自作工具第2弾オイルレベルアジャスター!



オイルレベルはフォークを縮めた状態で上端から145mmです。
自作工具を使い、余分なオイルを吸い取ります。
出来たら全てを組み付けて任務完了です。



組み付け時、自作工具を使ってシリンダの空回りを防止します。
塩ビパイプで簡単に自作出来ますよ♪長いヘキサレンチみたいなモンです。
そうそう使うワケじゃないから、専用工具買うまでもないかなぁと思います。


実際に乗ってみて以前よりサスの動きが硬くなりました。
OH以前は無駄にふわふわしていたのに
今では無駄な動きをしなくなりました。
10年前のバイクを中古で買ったのでガタが来てますが
メンテナンスをしたらとても乗りやすいバイクになりました。



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