プーリー交換!!
ノーマルの最高速は約80km/h程。しかも街乗りでよく使う40〜60km/hぐらいに谷があります。
そのためおっさんが乗ったV100やアド110にブチかまされます(T0T)
気持ち悪い加速の谷をなくそう!!ってことでプーリー交換をしました。
★☆準備するもの☆★
Newプーリー
グリス
プーリーホルダー
今回はデイトナの｢パワーアドバンスプーリー｣をチョイス。
ウェイトローラーとプーリーのセットです。
ネームバリューとセール価格の6000円に惹かれ買っちゃいました。
まずプーリーカバーを開けます。初期状態では11本?のネジでとまってます。
あまりにも多すぎるので半分に減らしても問題ないと思います。
カバーを開けるとこんな感じになってます。
向かって左側がプーリー（ドライブプーリー）、右側がクラッチ（ドリブンプーリー）です。
ノーマルのプーリーは変速の谷があり、街のりで一番使う40〜60km/hでもたつきます。
早速、プーリーを交換してみましょう。
プーリーの取り外しには特殊工具の「プーリーホルダー」が必要です。
写真のタイプのホルダーは回転を締め付けの力に変えるのでオススメです。
カバーはGロックのワイヤーがついていますが、そのまま作業しても大丈夫です。
ただ、きつく曲げすぎるとうちのGアクみたいにワイヤーの外皮が折れます(爆
クラッチ側もクラッチアウターにホルダーをかけ、同じように外します。
これで前後とも手前側が外れました。
右側にあるのがクラッチです。このシューが遠心力によって広がり、
クラッチアウターに押し付けられ、エンジンの力が後輪に伝達されます。
写真右がプーリーの本体、左がランププレート、プーリーの中にあるオレンジ色の物体は
ウェイトローラー（WR）です。WRはメーカーによって色が違います。
この重さによって変速のタイミングが変わります。WRが軽ければ変速は早く、重ければ遅くなります。
しばらく使用したWRです。グリスがなくなり摩擦が大きくなると写真のように削れます。
使えば使うほど削れていくので、おにぎり型になっていきます。
放っておくと、なかの金属が出てきてプーリー本体を削っちゃいます(´〜`；)
カスタムしている場合はマメなメンテナンスが必要ですね。
余計なカスを落として適度にグリスアップしたら本体に戻しましょう。
次はトルクカムです。こっちも変速に関係ありますが、僕はよくわかりません。（汗
−ドライバーがさしている部分をこじって外すとカバーが外れます。
カバーが外れた写真です。本来はOリングとピンがついていて、
グリスで満たされていますが、これは清掃後の写真なのでトルクカムのみです。
写真の斜めに溝がほってある部品が「トルクカム」です。
純正部品は溝が1つですが、このトルクカムはカスタムの度合いに合わせて3つの溝があります。
溝がピンとの摩擦で変形すると、途中で引っかかって変速の妨げになります。
スズキのピンはベアリングのようになっていますが、ヤマハはピンのみです。
なので摩擦が大きく、すぐに溝が変形してしまいます。
アクシスの純正も直ぐに削れてしまうそうです。
Oリング、ピンを戻して、グリスを詰め込んだらカバーをはめ込みます。
Oリングがねじれないように注意です。はみ出たグリスはパーツクリーナーで脱脂しましょう。
あとは車体に戻して作業完了です。
組み込む時の注意点ですが、ベルトをトルクカムに食い込ませることです。
こうすることで、プーリー側に余裕が出来、取り付けが確実になります。
プーリー側のナットを締める時は、クローワッシャーや王冠ワッシャーをしっかりと、
クランクシャフトのギザギザにはめ込み、慎重にナットを締めましょう。
ワッシャー類がきちんと装着されていないと、締め付けが不十分になり 吹っ飛びますw(゜Д゜)w
実際に締め付け不十分で吹かしたとき、WRが四方八方に吹き飛び行方不明、
プーリーフェイスは3軒隣まで走っていきました。（マジ！
そしてナットを斜めのまま締め付けてしまうと、ねじ山が潰れ、
クランクシャフト交換となってしまいます。費用は中古のスクーターが変えるくらい高いです!!
ナットの締め付けトルクは強すぎても弱すぎてもいけません。
弱すぎると走行中にプーリーが外れて、ケースの中で暴れます。
逆に強すぎるとプーリーが割れたり、次回外れなくなったりします。
トルクレンチがあれば完璧なんですけどね･･･だって高いんだもん！
こんな感じで作業しました。V100の時もそうでしたが、ポン付けでは10km/hアップがいいとこです。
チャンバーやビックキャブなど改造にはきりがありませんが、お金も技術も必要なので
へたれの私にはできましぇん(;´д⊂
プーリー交換はスクーターチューンの基本なのでお試しあれ♪
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