ミッションベアリングの交換

走行が1万8千kmあたりをこえてからどこからか「ちゅい〜〜ん」と
変な音がするようになりました。アイドリングの状態では音はしないので
駆動系を外してタイヤを回すと「カクッカクッカクッ」・・・・・・
交換決定です。



本来、ベアリングの交換には「ベアリングプーラー」という特殊工具が必要です。
プロが使うものは4万円以上、安いものでも9千円近くします。
この特殊工具を買って作業をしても元を取るまで何回かかるんだろう・・・
ウェブで調べてみると、世の中には頭のいい人がいらっしゃいますね。
コンクリートに打ち込む「アンカーボルト」ってヤツがが使えるみたいです。
そんなわけで、今回は安いプーラー&即席プーラーで作業をします。

★☆準備するもの☆★
Newベアリング(6200オープン×2・6203片ゴム×2・6004両ゴム)
オイルシール
ベアリングプーラー(3200円)
アンカーボルト
長めのボルト
長いナット
結構長いボルト
穴が開いた丈夫な棒

まず、ギアオイルを抜きます。抜き方はコチラ
次はプーリーカバーを開けて、駆動系を全て取っ払います。



このカバーの中に今回のターゲットであるベアリングが入ってます。
赤い印のボルトは他のボルトより長いので覚えておきましょう。
またダウウェルピン(ノックピン)が入っています。固着していたので
開けるのがとても大変でした。




開けるとこんな感じにになってます。右端のシャフトにはタイヤが付いてます。
全てのベアリングがゴリゴリ逝ってましたが、特に真ん中のベアリングが酷かったです。
写真は洗浄した後ですが洗浄前はどす黒いオイルが壁にへばりつき、
ベアリングの破片と思われる金属片が大量に混入していました。



次は外したカバー側を見てみましょう。写真左側が車体後ろ側です。
ここも左右のベアリングが逝ってます。グランドアクシスは台湾製なのでベアリングも台湾製です。

真ん中のニードルベアリングだけは日本製のようです。
ニードルベアリングは、日本製なので大丈夫だろうって事で今回は交換しませんでした。
外せそうになかったのはココだけの秘密です(σ´ω`)σ





さて、ここから本題のベアリング交換に入ります。
でかいベアリング(6203)は「アストロプロダクツ」で買った安いプーラーで
外します。しかし、このプーラーは爪の先が長くベアリングにかかりません。
なのでグラインダーやヤスリで削ってからてから使います。
このプーラーがあればホイールベアリングからステムのレースまで交換できます。

しかし車体側の小さいベアリング(6200)はコイツが使えません・・・。



そこで「アンカーボルト」の登場です。ベアリングの内径(10mm)と
同じ直径のアンカーボルトを使います。




写真は実際に使用しているところで、手書きの画像が即席プーラーの仕組みです。

プーラーの仕組みを解説すると、まずロングナットとアンカーボルトをダブルナットで固定します。
次にベアリングに差込み、ロングナットを押さえながらボルトをねじ込みます。
するとアンカーボルトの先端が広がりベアリングを捕獲します。
最後に引っ張れば「ガコッ」っとベアリングがはずれます。

文章だと簡単そうに感じますが、相当苦しみました(;´д⊂

アンカーボルトの写真を見るとわかりますが最後まで押し込むと針が出てきます。
もしも針がケースを突き破ったら・・・オイルがだぁー・・・

締めこんでいく時はかなり固いです。力のかかるところにグリスを塗るとスムーズになります。
それでも、かなり固かったので次の日筋肉痛になりましたorz
予防策として、先端から内部の針までの距離を測り、その距離の分をボルトにマークしました。
タイラップがその印です。

締め込みのボルトは長すぎるとねじれたり曲がったりします。
適度な長さにしておきましょう。締め込みに使う工具はクロスレンチがオススメです。
メガネレンチだと横の力がかかってしまうので、ボルトが曲がりやすくなってしまいます。

本物のプーラーも仕組みは大して変わりません。違うのは先端の形状と
作業後に先端が縮まる(即席版は戻せない)事くらいではないでしょうか。


ベアリングを捕獲したら次は抜き取り作業です。締め込みに使ったボルトを抜き、
引き抜き用の長いボルトに交換しましょう。
アストロプロダクツのプーラーを分解して足の部分を使おうと思いましたが
分解できなかったので、他のものを使うことになりました。
目に留まったのが先代AddressV100のセンタースタンドでした。




ショック吸収のゴムを外すとボルトの径にピッタリ!!捨てなくて良かった〜。
ボルトを押さえながらナットを締めこんでいくとベアリングが「ガコッ」っと
外れます。ついにやりました(T-T)嬉しくて泣きそうです。



抜き取りが終わったら次はベアリングの圧入です。
Webで調べてみるとケースを暖めたり、ベアリングを冷やすと作業が楽になるようです。
しかし自分はベアリングにグリスを塗って叩いて打ち込みました。

圧入のとき、普通は古いベアリングをあてがいます。でも今回の場所は
奥まっているので手が届きません。仕方ないのでその辺の金属棒を
タガネのように使って打ち込みました。
エンジン側の一番左のベアリングがキツくて大変でした。



カバー側のベアリングも同じように叩きいれますが、シャフトのベアリングは
シャフトにはめてからカバーに圧入します。
やり方は万力をシャフトの径だけ開き叩いて入れます。万力がない場合は
ビールケースなどを使うのがメジャーでしょうか。
叩く時は、シャフトを傷めないようにハンマーを2つ使い、1つはシャフトに当て
もう1つのハンマーで叩いていきます。こうするとネジ山が潰れません。



あとは全てを元通りに組み立てて任務完了です!

写真を多く使ったために重いページになってしまいました。
最後まで見ていただいて、ありがとうございますm(_ _)m

あとがき
ベアリングを交換してから「ちゅい〜〜ん」はなくなりました。
タイヤを空転させても引っかかりはなくなり、気持ちよくまわります。
今まではゆわkm/h以上出すと振動が激しかったのですが、快適に走れるようになりました。
今回の作業は満足感たっぷりです(o´∀`o)

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2005/08/20
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